『日本と原発』トーク

イントロダクション

17/02/23

「原発が危険で高くて不要であることはよく分かった。でも原発を無くしたあとのエネルギーはどうするんだ?」

20年にわたって原発の危険を訴え、

全国で原発差し止め訴訟を繰り広げてきた弁護士・河合弘之は、

福島第一原発事故以降は、より一層、その活動に力を注いだ。

 

 

国民に原発問題を理解してもらうために、自ら映画監督となり、

原発問題映画「日本と原発」「日本と原発 4年後」まで制作した。

 

 

複雑な原発問題の全体像を分かりやすく描いた原発問題映画は手応えがあった。

原発差し止め訴訟でも裁判所で上映をして、いくつか勝訴も勝ち取った。

原発問題の理解が進んだのは良いが、映画上映会に合わせて講演会を日本各地で行

うと、

河合はそのたびに冒頭の問いに直面した。

 

 

河合は、再び思い立った。

「原発を無くしたあと、自然エネルギーで十分にやっていけることが分かる映画を

作ろう!」

河合は、20年来自然エネルギーならこの人と信頼してきた飯田哲也を仲間に招き、

河合と飯田の二人の旅が始まった。

 

 

二人は、北から南、西から東へと、日本と世界を駆け巡った。

自然エネルギーの歴史を切り拓いたパイオニアを訪ね歩き、

自然エネルギーの最前線で挑戦する人々を訪ね歩き、

本作「日本と再生〜光と風のギガワット作戦」を創りあげた。

 

 

本作は、今この瞬間に起きている世界のダイナミックな変化を描いている。

自然エネルギーが実用化していることはもちろん、これほどまでに急速に普及し、

大きな変化を起こしている現実を目の当たりにした河合は、大いに驚いた。

 

 

当然だろう。

「人類史第四の革命」とさえ呼ばれる、ダイナミックかつ世界史的なエネルギー転

換である。

 

 

日本ではほとんど知られていない。

それどころか、原発再稼働に固執する日本は、その大きな歴史的な変化に逆らい「逆

走」している。河合は、その変化に背を向ける日本に、危機感すら覚えた。

幸い、歴史は周縁から地域から変わるという教訓のとおり、日本各地でさまざまな挑

戦や希望の芽も始まりつつある。

 

 

エネルギー転換の歴史を「逆走」している日本だが、今ならまだ間に合う。自然エ

ネルギーへの変化は避けられないだけでなく、豊かな日本の未来を約束してくれる

のだから。

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