『日本と原発』トーク

監督の言葉

17/02/11

『日本と再生 光と風のギガワット作戦』

 私は第一作『日本と原発 私たちは原発で幸せですか』、その改訂版『日本と原発 4年後』で日本の原発の問題点を全て描き尽くしました。それは約 1800回自主上映され、約10万人の人々が観てくれました。そして多くの方々から「原発をやめなければならないのは分かったけど、電気はどうしたらいいの?」と質問を受けました。その答えは「自然エネルギーと省エネしかない」です。それを描くためにこの『日本と再生 光と風のギガワット作戦』を制作しました。

 

 日本では「自然エネルギーは天気まかせで不安定」「自然エネルギーは高くつく」「ドイツの脱原発、自然エネルギー推進はフランスから原発電気を買っているからできるインチキ等々の悪口が横行しています。それを実証的に論破するのもこの映画の目的です。日本の経済界は自然エネルギーを馬鹿にして「あんなものは割に合わない」と考えています。しかし、自然エネルギー発電は実際には儲かるのです。そのことを経済人にわかってもらうことも、この映画の大きな目的です。

 

 世界は「脱CO2、その手段は自然エネルギー」という大きな潮流の中にあります。世界の自然エネルギーの発電量は、世界の原発の発電量の約2倍以上になっています。その潮流は急発展するIoTAIとの相乗作用で急加速しています。私はこの映画を作っていく過程で「自然エネルギーは単に原発の代替え物ではなく、壮大で美しく安全で豊かな新しい社会への入口なのだ」と気が付きました。この映画が、日本のエネルギー政策や電気事業の流れの転換のきっかけになって欲しいと心から願っています。

 

河合弘之(弁護士)

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