『逆襲弁護士 河合弘之』（大下英治著：祥伝社文庫）は、2013年に刊行された同名単行本に大幅な書き下ろしを加えた決定版です。

バブル期に数々の大型経済事件を、智謀と理論で逆転勝利に導いた弁護士が、奇想天外なアイディアと戦術を編み出し、脱原発訴訟に挑む。

「脱原発弁護団全国連絡会」を率いて、東電役員27名を訴える賠償訴訟を展開。原発賠償法で手厚く守られた東電を、会社法の株主代表訴訟という誰も考えつかない戦術で法廷に引きずり出した。請求額は史上空前の９兆円。

「日本から原発をなくすこと以上に大事な仕事はない」「生きている間に日本の原発をすべて止める」と言う河合弘之の市民を巻き込んだ司法における徹底抗戦のすべてを描き出しています。痛快な脱原発物語です！

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